タイヤのバーストを防ぐためには、空気圧を定期的にチェックし、こまめに空気を補充することが重要です。しかし、タイヤは目視だけではその状態を正確に判断できません。
そこで、タイヤバーストを予防するためにすべきことを見ていきましょう。
タイヤの適正空気圧を調べる
車は車種ごとに適正な空気圧が定められており、おおむね下記のいずれかの方法で確認できます。
■空気圧を確認する手段と方法
手段確認方法
運転席ドアの開口部運転席側のドア開口部に貼られている指定空気圧を示したプレートやステッカーで確認する(給油口に貼られている場合もある)。
取扱説明書車に備え付けられている取扱説明書で確認する。
カーディーラーカーディーラーで整備士などに尋ねて確認する。
タイヤは1ヶ月に1回、空気圧を点検しましょう。点検の際は空気圧のセンサーをタイヤに取り付けて、車内のモニターで確認できる「タイヤ空気圧センサー(TPMS)」があると便利です。または、空気を補充するタンクに空気圧メモリがついている場合もあります。
タイヤの空気圧を測るときは、運転前や走行後に時間が経ってタイヤが熱を持たない「冷間時」に行ってください。走行すると熱を持ち、空気が膨張する性質があることがその理由です。
タイヤの空気圧を適正値に保つ
空気圧を適正値に保つには、定期的に空気圧をチェックし、減っている場合には補充する必要があります。手段と方法は下記のとおりです。
■空気圧を適正値に保つ手段と方法
手段補充方法
コンプレッサーコンプレッサーに備わるエアタンクで、指定した空気圧の値まで素早く充填する。
ポンプ足踏み式のフットポンプやコンパクトな電動式ポンプなどで空気を充填する。バルブ形状には英式、米式、仏式などがあり、一般的に車は米式。
タイヤを定期的にチェックしてもらう
タイヤはガソリンスタンドやカー用品店、カーディーラー、タイヤ専門店でチェックしてもらうのがおすすめです。
RTガレージでは、「無料タイヤ安全点検」を実施しています。空気圧のチェックはもちろん、偏摩耗やひび割れ・傷、ゴムの劣化などをプロがチェックするので安心です。
タイヤのひび割れや傷、劣化を防ぐ
バーストの原因となるタイヤのひび割れや傷、劣化を防ぐためには、車にカバーをかけたり、カーポートを設置したりして、日差しを避けた保管環境を作るようにしてください。タイヤのゴムは、紫外線や雨などによって自然に劣化していくからです。
夏タイヤやスタッドレスタイヤを屋外保管するときにも、紫外線をカットするカバーをかけたり、日陰に置いたりします。タイヤワックスがついたまま保管すると劣化が進むので、ワックスを拭き取ってから保管するのがおすすめです。